コウノドリ2の第7話で放送される小松が診断された「子宮腺筋症」。いったいどんな病気なのでしょうか
子宮腺筋症とは、その名前にあるとおり、子宮の筋肉の中にできた子宮内膜症のことを指します。
「ん?子宮内筋症って、子宮内膜症と同じもの?」
そう思いますが、同じではありません。
この記事では、この子宮腺筋症と子宮内膜症についてお伝えするものになります。
子宮内膜とは
まずは、子宮内膜とはどういうものか。簡単にご説明したいと思います。
子宮内膜は、子宮の一番内側に存在するもので、
卵巣から出るエストロゲンという女性ホルモンによって、月経後、徐々に厚みが増えていくものです。
そして、充分に厚みができると、受精卵を待ち受ける状態になり、約2週間ほど保持されます。
その後は、月経によって、子宮内膜は体の外へ排出されます。
※正確には、排出されるもの・されないものに別れます。
このふかふかのベッドである子宮内膜が妊娠をするための大きな役割をしているのです。
子宮内膜症ってどんな病気?
子宮内膜症と、子宮腺筋症とは違うのでしょうか。
子宮内膜症とは
まず、子宮内膜症は、さきほどご説明した子宮内膜というものが子宮内膜以外に出来てしまう病気になります。
そして、その子宮内膜症にはいくつか種類があるというわけです。
その種類というのが、
・卵巣の中に血液がたまり血腫になったものを「チョコレート嚢胞(のうほう)」
・筋肉の中にできてしまったものを「子宮腺筋症」
つまり、子宮内膜症にはいくつかパターンがある病気になります。
「子宮腺筋症」とは子宮内膜症の一種であるということです。
治療方法は?
子宮内膜は、エストロゲンによって増加したりするものなので、閉経などホルモンが減少すると小さくなります。
つまり、悪性の病気ではないということ。
痛みが強い場合は、鎮痛剤などにより様子を見て、それでもひどい場合は、ホルモン剤によって生理を抑えてしまう方法がとられます。
まとめ
子宮内膜症という病気の原因ははっきりこれというものではありません。女性ホルモンや卵胞ホルモンなどのホルモンが関係していると言われています。
悪性の病気では無いにしても、子宮腺筋症は不妊症・痛みが伴う病気です。
子宮内膜症と再発する可能性がある病気で、長期的に考える必要性もあるため、早期発見し、進行させないで早めに対処することが大事なようです。